あいさつ

実行委員長
後藤 大輔

 

 第54回全国ろうあ青年研究討論会(以下、全青研)は2020年の11月21日(土)~23日(月・祝)に、埼玉県さいたま市にて開催いたします。日本でオリンビック・パラリンビックが開催される記念すべき年に開催できますことを大変嬉しく思います。

 埼玉県としては当協会の代表理事である小出真一郎が実行委員長を務められた第28回全青研(1994年)から26年ぶりの開催となります。

 今から54年前に、ろうあ青年が大きな差別を受けているなか、第1回全青研が1966年、京都府にて開催されました。のちに「差別青研」と呼ばれ、権利運動を展開するきっかけとなりました。

 今回の全青研の記念企画では、「遥かなる甲子園、わが指のオーケストラ、どんぐりの家」等の作者で活躍されている漫画家の山本おさむ氏、俳優・手話ニュースキャスター等で活躍されている那須英彰氏を招いて埼玉県のろうあ運動の成果として建立された、障害者支援施設「ふれあいの里・どんぐり」に関わる運動や歴史等の講演と公演をしていただくことに決まりました。2日目は入門講座と分科会が行われ、すべての人が暮らしやすい共生社会の実現に向けてろう青年ときこえる青年が共に社会的の壁や悩みを討論し、要求をつくります。また全国各地の仲間と交流出来る機会にもなります。

 埼玉県手話言語条例は2016年3月に制定され、同年4月から施行されております。2020年3月時点で、県下31市町へ広がりを見せており、「ろう者とろう者以外の人が手話によって、お互いを尊重し共生できる社会」の実現を目指して取り組みを進めております。

 開催地のさいたま市は、日本一長い参道がある縁結びの総本社で日本でも指折りの古社は2400年以上の歴史をもつといわれる「武蔵一宮 氷川神社」、大正時代に盆栽に適した土地として入植され、今、世界で有名な盆栽栽培と知られている「大宮盆栽村」、2002 FIFAワールドカップを日本で開催するために作られたサッカースタジアムの一つ「埼玉スタジアム2002」、JR東日本の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、鉄道の日でもある2007年10月14日に開館したてっぱくのこと「鉄道博物館」、足を伸ばせば、江戸時代に川越藩の城下町として栄えたことから「小江戸」としての愛称で親しまれ、当時の川越藩主だった酒井忠勝によって創建されたといわれる川越のシンボル「時の鐘」等の観光地がございます。全青研のついでに観光してみませんか?

26年ぶりの開催を、力を合わせ、心よりおもてなしいたします。

ぜひご参加お待ちしております。

2020年3月吉日

第54回全国ろうあ青年研究討論会㏌埼玉
実行委員長 後藤 大輔

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